22:22

目を閉じれば何も見えないんだから
好きでもない一人旅を
今日も明日もするとして
私は息をする様にただ歌うだけ

君は優しいから言わないんじゃなくて
弱いから言えないんだと

弱すぎる私が生き続け
存在をこの世に残すためには
他人の傷を飲み込まないと爪が伸びるだけ

朝目が覚めたら
世界が少し変わっていないかと
期待をしたり

割り込み乗車や貧乏ゆすりに
癇癪起こして喚いてみたり

もう返ってこないと思ってた手紙が
2日遅れで届いた

時の流れにまんまと騙された彼は
変わってしまったんだ

それでもなぜか生きられなくなったら
また私のそばに帰ってきて

伸びた爪がどんどん後回しになっていく

朝目が覚めたら
世界が少し変わっていないかと
期待をしたり
 
誰もいない部屋で叫んでみたり
マスクの裏で笑ってみたり


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